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春原書留所

普通の会社員が書く漫画アニメの感想・解説ブログ。基本完全ネタばれです。安月給なのに漫画買いすぎて毎月金欠。

感想メモ3:アニメ今期はこの3本をみるよ 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ、おそ松さん、ルパン三世

アニメは毎期必ず見ているわけではないけれど、今期は結構第1話を見ることができた。タイトルの3本は継続視聴予定。

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

伊藤悠!!!!!!!!知らなかった!!!何となく公式サイトを見たら伊藤悠っぽい絵のキービジュアルが…なんだなんだと思ったら、キャラクター原案がまさかのご本人!これだけでもうたまらん。伊藤悠のキャラが動くってだけでアドレナリンが出る。

さらに素晴らしいのが、今のところ、このオルフェンズの世界と伊藤悠キャラの相性がかなり良いこと。

主人公は民間軍事会社の少年兵、三日月とオルガ。貧困に喘ぐ彼らは、過酷な状況の中でも仲間達を大事に思う優しさを持つ一方、その歪んだ背景故の覚悟と達観と狂気を抱えている。人を殺した直後に微笑みすらこぼしそうな穏やかな表情で「次はどうしたらいい?」と問う幼少三日月の姿に、新城直衛のタフさと狂気・ユルールの覚悟と純真をみたよ…ああ、これ間違いなく伊藤悠キャラだ。すげぇ。

現在放送された2話までで、既にガンダムのお披露目第一戦は完了している。主人公がガンダムを操作できる理由付けがきちんとされててすごく良かった。持たざる者が大きな力を得るにあたってのトレードオフとドラマと、血肉のエグさ。

社会的には非力だけれど、そのハングリーさからかなりの精神的な強さを持つ子供たち。そんな彼らに具体的な「武力」を与えたのが、悪魔の名を持つガンダム「バルバトス」。三日月はいきなりこのバルバトスを上手に操作できるのだけれど、それは直接脳内に情報を流し込むというシステムによってなせる業。脳神経への負担は大きく、鼻血をダラダラ流しながら戦う三日月。訓練や座学等でも操作方法は会得できるようだけれど、文字も読めず教育の機会にも恵まれない彼らはこのシステムを利用するしかない。

バルバトスの使用は血を流す代わりに力を得る悪魔の契約。背中にはこのシステムに接続するためのプラグが埋められている。そのプラグが埋まった肉体は戦いと労働と鍛錬のため隆々としている。血と筋肉と幼い身体の画面。んで、そんなものを糧にして動くガンダムが、何にもない更地で鈍器で殴り合う。舞う土埃、ひしゃげる敵機。もう宇宙とかビームとかいいよってくらいにカッコいい。そして、こういう感じで肉体を削って地を這いながら戦う展開が、本当に伊藤悠の青少年漫画的なキャラ絵に合っていると思う。

伊藤悠が好きすぎてかなりフィルター入った見方しかできなくなっているけど、これかなり面白いんじゃないか。悲惨な現実をすでに受け入れているマッチョでクールで危うい少年。今のところウジウジしたストレスは皆無。うう面白いよ~~

g-tekketsu.com

 

おそ松さん

第1話がパロディパラダイスで話題になってたので視聴。モノクロの60年代風の映像からの、パロによる現代アニメの見本市、そして一端またモノクロに戻ったのちのポップでカラフルな「おそ松さん」…という流れ。「怒られるレベルのパロやっちゃった」的な面白さだけじゃなくて、こういうモードの切り替えとそのテンポもかなり面白かった。何気にパロ部分の質も良いしwアニメ史の時間圧縮か。

でもまぁパロ祭りは出オチ的な感じもあるから、次は使えないよねどうするんだろ~とか思ってたんだけど、2話もなかなか面白かったです。(もちろん一話ほどパロは多くありません。)

動いてしゃべっているキャラの中身は確かにあのおそ松達だけど、サイコパスやらニートやらブラック企業やら現代のキーワードをガンガン入れて、着ている服も今風で、背景画面も線もポップでおしゃれ。お話のテンポも良く。爆笑するってわけではないのだけれど、くるくる動く画面と会話が意外に飽きない。面白い。

うまく言えないんだけど、昔のおそ松くんたちをいったんバラして、現代アート的なスタイリッシュさを突っ込んで、上手に再構成したなぁって感じ。よくリメイクとかあると、昔のキャラをそのままなぞるか頭身上げるかして、謎につるっとしたつまんない画面になっちゃったりすることがあるけど、これは全然違うね。ただフルカラーにしただけじゃない。OP・EDもいい!

osomatsusan.com

 

ルパン三世

「よくリメイクとかあると、昔のキャラをそのままなぞるか頭身上げるかして、謎につるっとしたつまんない画面になっちゃったりすることがあるけど」と上に書いたけど、ルパンはまさにそんな感じのゴールデン帯2時間アニメをもう何年も連発していた印象。画面もストーリーも音楽もつまらなかった。なんだろう、マックのハッピーセットのフィギュアみたいな、細部も意匠もない、形だけをとったモノだった印象。よくわかんないけど。

でも深夜シリーズの「峰不二子という女」でガラッと変わった。ザガザガとしたラインのダークでエロい画面。映画「次元大介の墓標」もそのタッチのままハードボイルドさが引き立って素晴らしかった。

そして、そうした流れを汲んだまま今回のシリーズに突入。線にラフさがあって雑然とした感じ。暴力とかエロさを内包している雰囲気がある。漫画に近いか。空中を泳ぐような古典的な動きの場面もあったけど、古臭いとは感じなかった。動きスピード感や重さの演出って、多分かなり進歩してるんだろうなぁ。楽しかった。ストーリーは特に奇を衒ったり複雑な構造があるわけではなく、いまのところすっきりとした王道。おもしろいですよ。

lupin-new-season.jp

 

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